コワーキング付きシェアハウスは「Wi-Fi がある」とは違う

朝から Web 会議。共用リビングのテーブルでノートパソコンを開くと、後ろを誰かが通り、キッチンからは食器の音が聞こえてきます。在宅ワークのためにシェアハウスを探していると、多くの物件に「Wi-Fi 完備」「在宅ワークにも」と書いてあります。でも、リビングの片隅で働くのと、仕事のための部屋や席があるのとでは、毎日がまるで違います。

このサイトが「コワーキング付き」として載せているのは、後者の25件だけです。

載せるのは「仕事の場所」がある物件

線を引いているのは、運営者の説明に仕事のための場所そのものが書いてあるかどうかです。具体的には、コワーキングスペース・ワークスペース・ワーキングスペース・ワークラウンジ・テレワーク室・テレワーク席・会議室・スタディコーナー・書斎です。

反対に、「Wi-Fi があるのでリモートワークにも最適」「各部屋に机があるので在宅ワークも可能」のように、設備ではなく可能性を書いているだけの物件は載せていません。仕事と暮らしの場所を分けたい方は、この違いを頭に置いて説明文を読んでみてください。

書き方で分かる、仕事場の中身

「コワーキング付き」と一口に言っても、広い専用の部屋もあれば、リビングの一角を区切った席もあります。載せている25件の引用を読むと、書き方はこう分かれます。自分の働き方に近いのはどれか、考えながら見てください。

書き方件数だいたいの中身
コワーキングスペース / コワーキングラウンジ8専用の広い部屋。打ち合わせやイベントに使える物件も
ワークスペース7仕事用に区切った場所。リビングの一角のことも、独立した部屋のことも
テレワーク室 / テレワーク席3Web 会議を意識した個席や小部屋
会議室 / スタディコーナー2ホワイトボード付きの部屋や、勉強向けの席
その他の書き方(ワーキングスペース・書斎など)7上のどの言葉も使っていない引用。中身は引用で確かめてください

1件の引用に複数の言葉が入ることがあるので、合計は件数と一致しないことがあります。

毎日のように Web 会議がある方は、個席や小部屋があるかを先に見てください。資料づくりや勉強が中心で、静かに集中できれば十分という方なら、ワークスペースやスタディコーナーでも合うことがあります。同じ言葉でも中身は物件ごとに違うので、最後はカードに引用した運営者の一文で確かめてください。

問い合わせで聞いておきたい4つ

説明文や写真だけでは、仕事場として使いやすいかまでは分かりません。入居してから「これでは仕事にならない」と慌てないように、問い合わせのときに次のことを聞いてみてください。

  • Web 会議ができるか — 声を出してよい場所か。個席や小部屋があるか。共用リビングの延長だと、会議中に人が通ります。
  • 席数と使える時間 — 入居者の人数に対して席がいくつあるかを聞いてください。24時間使えるかどうかも。
  • ネット回線 — 回線の種類(光かどうか)と、混む時間帯の速さ。運営者の説明に「NURO」「光回線」と書いてあれば安心材料です。
  • プリンタ・モニタ — あるとかなり違います。書いてある物件は少ないので、聞いてみてください。

コワーキング付きはどこにあるか

出社する日もある方は、家で働く日と都心へ出る日の両方を考えて、場所を選びたいところです。コワーキング付きは東京23区に7件、関西に8件、神奈川に7件と、23区の外にも多い設備です。いちばん安い部屋の家賃は月47,000円くらいが目安で、乗り換えなしで行ける駅で数えると渋谷6件、東京・大手町9件、大阪・梅田7件です。

もう一つ見ておきたいのが、外で借りる仕事場の費用です。コワーキングの月額会員(東京で8,800〜22,000円が相場)を払わずに済む分は、総額の比較ツールで計算できます。家賃だけでは高く見える物件も、会費を足して比べると見え方が変わることがあります。

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